調査にいたった背景

マーケティング部門と営業部門の「部門の壁」は、どのように解消すればよいのか

多くの企業より、マーケティング部門と営業部門の間に「部門の壁」ができ、連携がうまくとれないという声を耳にします。では、どのように解消すればよいのでしょうか。今回は年商50億円以上の企業に3年以上勤続するBtoBマーケティング担当者へ、営業部門との「部門の壁」について調査を実施しました。

調査結果サマリ

マーケティング担当者の75.8%が営業部門との間に壁があると感じている

自社において、マーケティング部と営業部の間に部門の壁があると思うか聞いたところ、「そう思う」が35.5%、「ややそう思う」が43.0%、計75.8%が部門の壁があるという回答でした。

マーケティング部と営業部に「部門の壁」がある要因は、双方の業務の理解不足、コミュニケーション不足が上位を占める

マーケティング部と営業部に「部門の壁」がある要因として、「お互いにそれぞれの部門の業務内容を理解できていないため」「双方にコミュニケーションがうまく取れていないため」がいずれも38.3%で上位を占め、コミュニケーション不足が主な要因にあがっています。

マーケティング部と営業部の間の「部門の壁」をなくすためには、営業現場へ同行して顧客ニーズを把握したり、営業部との定期的なミーティングの実施が必要とされている

「部門の壁」をなくすために行った方がよいこととして最も多かった回答は、「営業現場に一緒に同行し、顧客ニーズを把握したり意見交換する」が50.5%と半数を占めました。次いで「営業部と定期的なミーティングを実施する」が47.7%と続き、営業部との意見交換の場が必要とされています。

「部門の壁」をなくすために行ったほうがよいこと

調査からわかったこと

今回の調査では、マーケティング担当者の8割が営業部との間に壁を感じていることを確認しました。その要因として、部門間の理解が不十分であるとともに、コミュニケーション不足を実感していることが明らかになりました。

「部門の壁」を解消するには、営業部から得られる情報だけでなく、営業の現場で顧客の生の声を聞きたいという思いがあるようです。また、営業部との定期的なミーティングの時間を設け、マーケティング成果の数値化を共有し、部門間の理解を深めることが必要と考えられています。

さらに、6割が営業支援システム(SFA)や顧客管理システム(CRM)を導入していることを確認しました。こうしたツールに蓄積されているデータをもとに意見交換をおこなうことで顧客の理解度が高まり、部門の壁も取り払われるのではないでしょうか。

詳しい調査結果はこちらからダウンロードください。

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