事例

ダッシュボードを用いて、担当製品のWeb解析データを瞬時に把握

ビジネス形態
BtoB
業種
医療・福祉
部門
マーケティング
規模
500名~1000名未満
導入前の課題
各事業部が担当製品について、必要なWeb解析データを直接閲覧できるようにしたい
成果
各事業部で直接、Web解析データを直接閲覧できるようになり、Webサイトへの関心が高まり、積極的に施策に取り組むようになった
利用サービス

クライアントの課題

Webサイトリニューアル後の事業部担当者がWeb解析データを検証するしくみづくり

2020年7月にWebサイトリニューアルを行い、その後は製品別に動画のアップロードや、キャンペーンなどの追加施策を展開していました。施策実施後は、製品担当者へ施策検証データを共有し、PDCAを回すしくみをつくることが課題となっていました。

解決⽅法

Googleデータポータルで製品カテゴリ別ダッシュボードを構築

事業部ごとに担当製品の閲覧状況を確認できるよう、製品カテゴリ別のダッシュボードをGoogleデータポータルで構築しました。

具体施策

製品でマスタを作り、複製をして製品カテゴリ別ダッシュボードを構築

1)計測データの棚卸

現在お客様が作成しているレポートを確認し、定点観測する数値データを整理しました。さらに、今後見たいデータやWeb施策の予定を確認し、追加で取得する数値データを棚卸しました。

2)マスタとなるダッシュボードの作成

整理した内容をもとに、1製品についてセッション・PV数などの基本数値から、流入チャネルや製品の閲覧状況などの詳細データまで一目で確認できるダッシュボードを作成しました。また、精力的に取り組もうとしている動画コンテンツの再生状況も把握できるようにダッシュボードへ組み込みました。

作成したダッシュボードの項目は下記になります。

 ・アクセス数
 ・チャネル別のアクセス数
 ・検索キーワード
 ・ランディングページ
 ・閲覧カテゴリと閲覧ページ
 ・製品ページの動画再生回数
 ・外部サイト遷移などのイベント数

3)製品カテゴリごとのダッシュボードの作成

作成したダッシュボードをマスタとして、同様のダッシュボードレポートを製品カテゴリごとに量産しました。事業部の担当者は、取り扱い製品に絞ったWebサイト訪問キーワードや閲覧データなどを瞬時に把握できるようになりました。

成果

事業部担当者がダッシュボードで担当製品のアクセス状況を把握、施策に反映

事業部自らダッシュボードを使ってGoogleアナリティクスやサーチコンソールの数値を確認できるようになり、製品ごとの施策に活かせるようになりました。また、経営層への報告レポート作成の工数も軽減しました。

担当コンサルタントの声

当初お客様は、Webマーケティングを強化しようとサイトリニューアルを行ったものの、データ検証をふまえたPDCA構築はまだ難しく感じると話していました。今回のダッシュボード構築は、PDCAを回す入口として、単なる定点観測に止まるのではなくWebマーケティングの活用を視野に入れた設計を行いました。動画コンテンツの量産やSEOに取り組んでいきたいというリクエストを取り入れたダッシュボードになりました。

松實 美樹

マーケティングデータアナリスト

松實 美樹

Googleアナリティクスの計測設定、アクセスログ分析

2018年にパワー・インタラクティブに入社し、アクセスログ分析やリスティング広告運用などを通じてデジタルマーケティング支援に携わる。現在はGoogleアナリティクスの設定支援や、アクセスログを用いたWEBサイト分析、ダッシュボードの設計・作成を中心にアナリストとして従事。趣味は映画鑑賞。好きなジャンルはアクション、ホラー・スリラー。

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